環境試験器用水のろ過造水
耐候性試験器の用水とは
部品製造会社や塗装会社やプラスチック製造会社などは、加工部品や塗装した部品などの耐候性試験を行い、材質や塗装の劣化試験を行います。この時にスプレーノズルにて降雨試験をし耐候性試験をしますが、この時に水道水を使用しますと、蒸発残留物質や溶解性イオンにより、試験対象部品表面に蒸発残留物質や硬度成分の析出により悪影響を与えいます。また、耐候性試験で使用されるランプの照度を下げる原因ともなり、耐候性試験の精度を下げる要因となります。
これを軽減するために純水が必要となります。純水の水質の管理は、主に導電率とイオン状シリカでおこなれます。
用水の製造
超純水を製造する工程で用いられる逆浸透膜（ＲＯ膜）は、一般的な水道水の導電率を数μｓ/ｃｍ以下までに低減し、イオン状シリカも逆浸透膜（ＲＯ膜）は90％程度除去します。
超純水を製造する工程では、その後溶解イオンを除去する目的で、イオン交換樹脂でろ過処理を行います。このろ過処理により導電率を超純水レベルになります。
このろ過工程により、ろ過処理水の蒸発残留物質やイオン状物質の除去により、噴霧水となります。
