細菌の分離ろ過を、ゼータマックス吸着ファイバーで行えるかの吸着除菌実験をします。
大腸菌 Escherichia coli(NBRC3972)とは、短径が0.4~0.8μmで長径が2~3μmの細菌になります。液中からのろ過方法は、0.2μmのアブソリュートタイプのろ過フィルターでろ過を行い、液中より取り除きます。
細菌は水中では表面電位がマイナスになっている場合が多く、ゼータマックス吸着ファイバーは表面電位がプラスになりますので、吸着される可能性があり、下記の通りろ過実験を行いました。
滅菌水に1.8×10⁵CFU/ml含むように細菌(大腸菌)を縣濁した液1mlを、ゼータマックス吸着ファイバーを充填したろ過カラムに入れて除菌フィルターとし、ろ過処理をし、ろ過して得られた液体中の大腸菌数を測定しました。
ろ過速度は、1ml/分で処理をしました。
ろ過処理前の大腸菌数 1.8×10⁵CFU/ml
↓
ろ過処理後の大腸菌数 検出限界値以下
結果より、ゼータマックス吸着ファイバーは細菌を除菌できる可能性がある素材であります。