顔料の分離・除去が、ゼータマックス吸着ファイバーで行えるか濾過処理実験をしました。
純水に顔料成分であるキナグリドンマゼンタを投入し、顔料濃度が180PPMになるように調整した液を試験液としました。
顔料成分でありますキナグリドンマゼンタの粒子の大きさは、粒度分布計にて測定しますと30~150nmになりました。顔料を排水より排水処理する方法は、凝集剤を使用して顔料を凝集させて液中より分離し、排水処理します。
図1のように、透明カップにゼータマックス吸着ファイバーを積層させて、その上部より顔料混合液を通過させ、濾過処理しました。
図2のとおり、処理前の液体は顔料であるキナグリドンマゼンタの影響で赤色の液体でしたが、処理後の液体はは透明になっています。顔料成分のキナグリドンマゼンタがゼータマックス吸着ファイバーに吸着・分離処理されたことがわかります。